Fedora ラズパイの PoE+ HAT ファンをコントロールする
Ceph クラスタ用のラズパイ 4 に PoE+ HAT を導入しました。 PoE+ HAT にはファンも内蔵されているのですが、このファンが煩いです。 ラズパイ本体の温度によってファンの回転数が変わるようなのですが、頻繁に回転数が変わります。 温度をみたところ 50℃ 前後を行き来していて、どうやら 50℃ を境に回転数が上がるようです。 書斎にラズパイを置いているのですが、これでは全く集中できません。 ファン回転数の閾値を変更して、騒音レベルを下げます。 どうやって PoE+ HAT のファンを制御するかググったところ、Raspberry Pi OS ではシステム設定用のファイル /boot/config.txt に下記のような設定を追加すればよいようです。 dtoverlay=rpi-poe-plus dtparam=poe_fan_temp0=40000,poe_fan_temp0_hyst=2000 dtparam=poe_fan_temp1=45000,poe_fan_temp1_hyst=2000 dtparam=poe_fan_temp2=50000,poe_fan_temp2_hyst=2000 dtparam=poe_fan_temp3=55000,poe_fan_temp3_hyst=5000 dtparam に設定するパラメータは意味はラズパイ Firmware の README に書いてありました。 パラメータ 内容 デフォルト値 poe_fan_temp0 ファンがオンになる温度 40000 poe_fan_temp0_hyst ファンがオフになるまでの温度差 2000 poe_fan_temp1 ファンが速度を上げる温度 45000 poe_fan_temp1_hyst ファンが減速する温度差 2000 poe_fan_temp2 ファンが速度を上げる温度 50000 poe_fan_temp2_hyst ファンが減速する温度差 2000 poe_fan_temp3 ファンが速度を上げる温度 55000 poe_fan_temp3_hyst ファンが減速する温度差 5000 Ceph クラスタ用ラズパイの OS には Fedora を使っているのですが、Raspberry Pi OS とは config.txt の場所が異なっており /boot/efi/config.txt にありました。 ...