Azure の認定資格 Azure Fundamentals を取得するため、AZ-900 という試験を自宅から オンライン受験 をしました。受験結果は 900/1000 で合格でした。
「AZ-900 に向けてやったこと」と「オンライン受験はどうだったか」を記録するためのポストです。
AZ-900 に向けてやったこと
無料受験のためのバウチャー獲得
通常、 AZ-900 の受験料は \12,500 となっています(2020/8時点)。
ところが、Microsoft が開催しているウェビナーに AZ-900 受験用のバウチャー付きのものがあります (こちら など)。 今回は 4 月に開催されたウェビナーに参加してバウチャーを手に入れました。
勉強
試験に向けた勉強は以下を実施しました。
ウェビナー
ウェビナーは先のバウチャー付きのもので、自分が受講したものは 1 日間の日程でした。 バウチャー目的だったため業務片手間で聞いており、内容はあまり頭に入ってこなかったです。 ウェビナーもしっかり聞いておいたほうが理解度が上がった気がします。
Microsoft Learn
Microsoft Learn に AZ-900 向けのラーニングパスがあります。
今回はラーニングパスを 1 巡しました。 ほとんどが読み物だったのですが、一部パートで実際に Azure を使ったものがあり理解しやすい内容でした。 ただ、文章は機械翻訳のようで読むのに少し疲れました。
参考書
参考書は Amazon で「合格対策Microsoft認定AZ-900:Microsoft Azure Fundamentalsテキスト&問題集」の Kindle 版を購入しました。
当初は参考書は買うつもりはなく、Learn だけで受験する予定でした。 Learn にはセッション毎に確認問題もあるのですが数が少なく、本番の出題形式ともあっていないようだったので不安がありました。
そこで問題集を探したのですが、そもそも AZ-900 向けの日本語書籍が当該参考書しか見つかりませんでした。 問題集として見た場合は問題数が少ないのですが、不安を取り除くためには十分な内容でした。 また、試験直前の再確認として見返すにはちょうどよい分量でした。
オンライン受験はどうだったか
結論から言うと、「自宅からのオンライン受験は快適」です。
当初心配していた 英語監督 の受験でも特に気にする必要がないことが分かりました。 また、オンライン受験特有の事前確認がありましたが、そちらも気にするほどでは無いことが分かりました。
予約
AZ-900 のオンライン受験が対応している Pearson VUE の OnVUE試験 で予約しました。 通常のテストセンターの予約と違う点としては、「監督の言語」を選ぶ必要があります。
「監督の言語」とは、オンライン受験ではウェブカメラで受験状況を「プロクター」という方にモニタリングされるのですが、 そのプロクターとやりとり(チャット)する際の言語になります。 今回は「日本語」と「英語」の選択肢があり、「監督の言語」を選択した後に「受験日時」を選ぶ流れとなります。
自分は英語がほとんど「聞けない・話せない」レベルのため日本語監督を選びたかったのですが、 日本語監督を選択しても 2020年内に受験可能な日程がまったくありませんでした。 日本語監督は予約ですべて埋まっていたのか、選択肢にあるけど実際には日本語監督は対応していないのかは分かりませんが、 実質英語監督しか選べない 状態でした。
このときには「英語で話す必要がある」と思っていたので英語監督でのオンライン受験にとても躊躇していました。
当日
受験当日は予約時刻の 30 分前から OnVUE にログインすることができます。 オンライン受験特有の事前確認として、「本人確認」と「受験環境の確認」がありました。
OnVUE にログインすると連絡先として電話番号を入力する項目があります。 この電話番号宛に事前確認用 URL が記載された SMS が届きます。 スマホから URL を開くと、事前確認としていくつか写真を撮れと案内されます。
本人確認としては「顔写真」→「本人確認証(パスポート)」を撮ります。 「本人確認証」は運転免許証でもよいと書かれていたのですが、英語監督だったので念の為に氏名が英語表記されているパスポートにしました。 パスポートを選択した意味があったのかは不明です。
受験環境の確認としては、オンライン受験する部屋の「正面」→「後方」→「左方」→「右方」を撮ります。 (写真撮ったあとに色々できてしまうのでは?とか思いましたが何もしていません)
ここまででログインしてから 15 分ほど掛かりました。 予約時刻の 15 分後までにこの事前確認を完了させる必要があるらしいので、予約時刻ちょうどにログインすると事前確認をする時間が足りない可能性があります。 慣れてくれば問題なさそうですが、初めての場合は早めにログインしたほうがよさそう です。 予約時刻の 30 分前からログインできます。
事前確認が完了すると、プロクターと繋がりました。 繋がったと言っても、こちらのウェブカメラがオンになってチャットウィンドウが開くだけで、プロクターの声も聞こえない・姿も見えない状態です。
プロクターからはチャットで簡単な挨拶と、「ヘッドセットを外してね、やりとりはチャットだけになります」というメッセージが届きました。 てっきりプロクターとは会話すると思っていたのでヘッドセットを付けて待ち構えていたのですが、この時点でやっと 英語での会話は不要 ということが分かり、とても安堵しました。
ヘッドセットを外すと「事前確認はすべて問題なかったのでテスト開始です、頑張ってね」というメッセージと共にテスト画面が開きました。 テスト画面には自分のウェブカメラの映像と、チャットウィンドウを開くためのボタンがあるだけで、あとは大体テストセンターと同じです。
問題を解き進めていって、合否判定までいくとプロクターとの接続も切れて終了です。
あとがき
今回初めてオンライン受験をしたのですが、先にも言ったとおり自宅からのオンライン受験は本当に快適です(室内にエアコンが無いことを除く)。 わざわざテストセンターに行く理由は無くなりました。 オンライン受験に対応している試験はまだ少ないですが、コロナ禍が収まったとしても、今後は対応している試験の場合は進んで「オンライン受験」を選びます。
また、数年ぶりに資格試験を受けたのですが、AZ-900 はリハビリとしては適当な難易度だったかと思います(満点取れてないのにそんなこと言うのはアレですが)。 LPIC-1 や AZ-104 がオンライン受験に対応しているようなので、今後の目標としていきます。
余談ですが、自分は今まで髪の長さはミディアムくらいから変えたことはなく、パスポートの証明写真も髪がありました。 そして公的証明に使う写真はコンタクトレンズを使っていました。
しかし、受験直前に人生初の坊主にしてしまい、また当日はメガネを掛けていました。 受験当日の姿がパスポートの証明写真と大きくかけ離れてしまったので、本人確認が通るか心配だったのですが(通らなかった場合に英語でやりとりすることも含めて)、パスポートの写真無事にパスしました。 事前確認時にパスポートの写真をアップロードした際に 2 回ほどエラーが出たので坊主で通らないかと思いました。